2012年6月11日

ゼミ旅行2012 〜徳島の旅〜 3日目(2)

こんにちは、5月のゼミ旅行*続編です!M2の檜垣です。
随分と時間がたってしまいましたが、
3日目の【三木家住宅】【着藤家石倉】について追加でご報告します。

徳島3日目はもろもろの事情もあり、
午後からは二班に別れてのゼミ旅行でした!

【高開の石積】をあとにして、
宮下班  →田中家住宅(名西郡石井町)※重要文化財
大場先生班→三木家住宅(美馬市木屋平)※重要文化財
      着藤家の石倉(美馬市木屋平)

(宮下班の旅の詳細はコチラ!5/13ブログ)


大場先生班はといいますと、、、

お昼に徳島ラーメンを満喫しつつ、



山を越え、
     谷を越え、



三木家住宅に到着!
(※1976年に徳島県最古の民家として国指定重要文化財に登録)



大きすぎて写真に入りきりませんでした。

逆から見るとこんな感じです。










   それでは、お邪魔いたします。






玄関を入ると土間があり、
(なぜか土間の写真が一枚も見当たりませんでした。)

土間の右手に部屋が一列に続いています。
中もとにかく広い!!



先生曰く「柱が一間おきにあるのが古いんだ」そうです。
確かに、ふすま4枚の間に柱がある家なんてほとんど見ないですよね。

さらに奥にも一列に部屋が並んでいて、
「整形八間取」のお宅です。くどいようですが、広いですね!








続いて、着藤家の石倉です!

今年のゼミ旅行の裏テーマは「石倉」です。

道に迷った末にやっと辿り着いて、みんな必死に石倉を目指します。




ご対面!!!


一同、立ち止まりしばし眺める。
(それを撮影する大場先生)



正面からみるとこんな感じです。
なんだかかわいいフォルムじゃないですか?




尾崎家の石倉とは違って妻入です。

形も逆八の字型(?)で、外に向かって広がっている
なんとも変わった建て方にびっくり!
壁の厚みはなんと75センチも!








スケール感がわかる写真がこちら。











そして、さらにびっくりする事実が判明!

石倉の中には全面板張りの部屋になっていました。


どうやら石倉の中に四角い箱が入れ子の様に
すっぽりと収められているようなのです。
その箱の上には、豕扠首が!!


これまで見てきた石倉とは一味も二味も違った造りで
とっても面白かったです。

最後に記念撮影をさせてもらいました ^ ^




以上、三木家住宅、着藤家石倉の報告でした!
両家屋ともに大人数で行ったにも関わらず快く見学させていただきまして
本当にありがとうございました!!


M2 檜垣


2012年6月10日

ゼミ旅行2012 2日目



こんにちは。M2松崎です。


さて、ゼミ旅行2日目です

今日のメインテーマは卯建!!
そして2日目から参加するメンバーと合流です




まず最初は池田町です





卯建を持つ家屋が多く残ります










まず、内部見学ができるたばこ資料館に行きました
ここは、幕末から明治にかけて繁栄した、たばこ製造業者の住居だったそうです

たばこ資料館外観



主屋と作業場がほとんど当時のまま残っていて
現在は作業場がたばこ資料館になっています
キセルの無料体験もできます!


みんな真剣に案内の方の話を聴いています








離れもあってとにかく広い!
隅々までしっかり見学してきました










そして次に向かうは三芳菊!
試飲ができる酒屋ということでワクワクしながら向かいます

が!!!
なんと休業日…



武家門














仕方ない…
同じ敷地内にある武家門だけ撮影して帰るか…(武家門は三好市指定文化財です)

と、思っていたら

左官屋さんがお店を開けてくれるよう頼んでくれました





そしてちゃっかり試飲
お酒が苦手な方でも飲みやすそうなものばかりでした

全員お土産に購入しました










さて、池田町に別れを告げ次に向かうはつるぎ町貞光
その前に道の駅で途中参加メンバーと合流&昼食です

しかし、さすが過去最多メンバー
全員でお店に入れず、昨日と同じくバラバラで昼食を食べることに…


待ち合わせ場所に向かうまでにレトロな劇場発見

現在も使用されてるみたいでした




貞光は池田町と同じく卯建の町並みです


卯建付き家屋もよく残っているし、卯建が二重!
かっこいいですねー
ここでは、織本屋と旧永井家庄屋屋敷を見学しました
織本家外観
織本屋の二階より
旧永井家外観





いつの間にやら時間が押し気味に…

ということで、足早に本日の最終見学地である脇町に出発です



やっぱり最後も卯建の町並み!










いろんな店に入ったり、買い食いしたりしながら町並み見学です









全員がそれぞれマイペースに時間ぎりぎりまで脇町を楽しみました


そして、本日の宿泊地である土柱ランドへ


土柱から徒歩5分という立地ながら私は土柱を見に行けませんでした…
ってことで見に行った方の写真を載せときます

世界三大奇勝:土柱


ご飯も食べ、温泉で今日の疲れを癒してからは、昨日に引き続き飲み会&UNO大会



無事二日目終了です!





2012年6月8日

佐渡,予備調査・報告講演・ワークショップ

今回も佐渡への島流しからなんとか無事戻ってきました
宮下です。


今回は帰りの飛行機をとっていなかったので
いよいよ本格的に島流しにあうのではと,ひやひやしておりました

思ってませんでしたが。



さて
いつものように伊丹をたち,新潟に向かい
いつもとは違うルートのようで,おそらく岐阜県上空から


御嶽か?


新潟からはリニューアルし,20分でも乗り継ぎができるようになり,新しくなった小型機で佐渡にむかいました。

今回の調査は関連の行事が夜まで入っており
なかなかゆっくり,酒を飲むことができませんでしたが
勉強になったことは確かでしょう。

予備調査自体はまあ順調でしょう, にすすみ
さらに,私は行ったことのなかった町場にも行け

なかなか刺激の多かったものとなりました。

現地の設計士のかたとのつながりもでき
おもしろい,意義難い調査→報告ができそうです。


また,
関連行事は,
〇佐渡相川の調査の報告会

〇文化的景観ワークショップ
がおこなわれました。
現地のかたも興味深く聞いてくださったようで
今のところ,特別興味のある人しか足を運んでくださってないようですが
もっと広まり,住民のみなさまに相川のまちやその町家に愛着を感じていただければ良いなあ
と思っています。



その後,
佐渡から戻ってからは
先生は東京,東京国立博物館平成館大講堂で講演会をおこないました。








私は
新潟で調査をおこなっていた
檜垣さんと合流し,金沢の花街の視察にむかいました。

金沢での視察は
ちょうど,佐渡の予備調査を終わった流れでいったおかげか
見る視点が定まっていて
いつもより,よく観察できました。

この格子はきれいで新材のようですが,「洗い」してあるようです。
ちょうど「洗い」の話をワークショップで聞いたとこだったので,興味深いものでした。
確かに,新材とは違う趣,磨き続けている美しさがあるのではと思いました。
(個人的にはべたっと大面積に張っているデザイン性は好みではないですが)


さて
今年も何度も佐渡に行くことになりました。
次回の調査はほかの調査チームと日程が重なりますので
刺激をうけ,知見を深めていけたらなあと思います。

そして
いつか,佐渡から帰ってこれなくなる日が来るかもしれない