2012年12月4日

済州島―石積み民家―

おひさしぶりです,M1の宮下です。

最近,頻繁に調査に参加させてもらっています。
そのなかでも最近の済州島の調査の報告です。

さて
ここの済州島の民家

今まで調査,訪問してきた石積み家屋のシリーズ最新作といったところでしょうか

ブログで報告してないものもあるもんで
おさらいしてみます。







〇長崎市
















〇平戸市














〇山口県祝島















〇吉野川市













〇中国雲南省








〇中国雲南省 (日干し煉瓦)








〇中国貴州省









といったところでしょうか。
みたように,石積みといってもその材料や積み方にもよって様々な表情を見せます。
屋根の葺き方も,瓦・金属板・波板・かつて茅葺・石スレートと様々です。


さて
済州島の石積み民家は

こんな感じです



塀は石だけの空積みで
家屋の壁は泥などを塗り込んだ壁となっています。
屋根は茅葺ですが,勾配が異常に小さく
茅の下には泥を練り込んでいます。

石は火山の島のために穴があいているようなものです。軽めです。
勾配の小さい理由は風が強いためだそうです。
実際に行ってみると,
この時期には冷たい風があたり,京都よりもいくらか寒く
この集落からも見えるのですが,風車が並んでいます。

この集落(城邑民俗村)は修景がすすむんでいるので
以下の写真のように外観だけ似せてつくっている家屋がありました。
いささか,変なかんじもしましたが
その材料の使い方や,建て方の変遷を考えると,伝統を受け継いでいるのいい例かもとも思いました。

木造の軸組のものCBのもの:屋根防水済み














完成




簡単に実測調査もしてきたので
いい成果をあげれるのではないかと。


さて,
済州島はなかなか魅力的な島で
建築だけ以外にも自然豊かなところでありました。

が,それらを満喫はしませんでしたが。


民家調査以外にも
東洋一と説明されていた寺院に行きました。







中央の奥が本殿,左が太鼓楼です






















海の借景といってもいいでしょうか






だめでしょうか





















写真だとイマイチ大きさがわかりにくいですが
圧倒される大きさでした。
木造ではなく,RC造なのですが

こんなものまで


セメントかモルタルで作られていました。




屋根も金属製です
意地でも気は使わないようです。


本堂の組み物はさすがに木のようでしたが








モルタルかセメント版は気泡が見え
火山岩を表現しているのでしょうか





















さて,まとまりませんが
そろそろ,帰りたいので結びとします。


済州島
食べ物がおいしかったです。何食べてもおいしい
雲南や貴州とはちがい,のどが焼け・腹壊すほど辛くないし。
キムチが店によって味が違い,しかも食べ放題でなかなかよかったです。


帰って調べなおしてみたら
もっかい城邑民俗村に行きたくなりました。

きっと,近いうちにはいかないでしょうが


それではまた。

M1宮下

2012年11月23日

篠山見学


 引き続き内田です。気分が乗って参りましたので今日の篠山見学についても記事にさせていただきます。

 今日は朝9時に府大前集合でした。天気は雨です。城下町は伝統的建造物群保存地区だそうです。ええとこです。


お徒士町通りです。写真だとそれほどですが電波塔が目立ちます。泣


案内文の数字「0(ゼロ)」が「O(アルファベット)」に見えてしかたがない大場先生。
近寄ろうとしたそのとき、ズボッと溝にはまってしまいました。先生!

安間家史料館です


お徒士町から少し歩くと河原町妻入商家群です。立派な商家がずらりと建ち並んでいました。


ここでランチタイム♪


パスタをいただきながら丸山集落の情報収集です。ランチのあとは呉服町や北新町に足を運びました。北のほうがなぜか観光のお客さんが多く、伝建地区からはずれてることもあるせいかアヴァンギャルドなものがちらほら。

そして八上と福住です。福住はあたらしく伝建地区に認定されたところだそうです。
まっすぐな3.2㎞の街道に立派な民家がずらり。切り妻屋根に戊亥蔵、茅葺き屋根がすごい。


 
この洋館を買い取って カフェ OOBA にしたら来てね。と言われました。 

 ご好意で改修工事中のお宅の中を見せていただきました。蔵なども拝見させていただき、わたしに至っては調子に乗って昭和初期ごろのレトロなアイロンまで頂戴してしまいました。とても可愛くて木炭が中に残っていました。ありがとうございます。

 大場先生が帰りの車内で「僕も蔵にあった狛犬の置物もらえばよかった…」と惜しまれていました。笑

 改修後の内装はコロッセウムのような空間になるそうです。楽しみです。

 内容盛りだくさんの篠山見学でした。ありがとうございました。




OB・OG会


はじめまして。B3の内田です。
橋本さんの記事で蜂がどうとか言ってた内田です。

大変お待たせしました。先月10 月に開かれたOB会について記事にさせていただきます。

OB会ではわたくし受付をしておりました。欠席者の方々のメッセージや冊子の記事を見ながらどんな先輩方がいらっしゃるのか、どきどきしながらお待ちしておりました。

主催者である宮下さんのお話や、参加者の方々の近況などのお話、伊藤さんが語る(若い)大場先生のちょっとあぶない思い出話、渡邉さんとスライドショー。そしておいしいお料理と大場先生。

さまざまな道を歩まれ励まれておられる目の前の先輩方はとても頼もしく、そして輝いておられました。

みなさまのお話に耳を傾けながら、しみじみ大場先生は本当に愛されているなぁと感じた次第です。大場先生もごきげんでしたね!ふふっ!

あと女性の先輩方がお美しすぎてどうしようかと思いました。


閉会まであっという間。楽しい時間はすぐに過ぎてしまいました。






 ご出席してくださった先輩方、大場先生、そして主催者である宮下さん、ほんとうにありがとうございました。橋本さんもすてきな冊子をありがとう。

 次は3年後の先生の還暦祝いだそうですよ!今回ご欠席された先輩方はぜひ!


 それでは、冬も本番をむかえております。みなさまご自愛なさってください。内田でした。