2011年11月18日

興正寺別院@富田林

こんにちは。
7月以来の更新になってしまいました、M1の渡邉です。

11月16日に、以前から調査していた富田林の興正寺別院にお邪魔しました。
7月19日に「興正寺では最後の調査です」と書いてましたが、
実は約1ヶ月に1回のペースで調査を続けてました。
図面を書けば書く程、
「あれ?ここどうなってるんだっけ?」
「寸法が全然あわない!」
といった不具合が生じまくりで、測っても測っても終わりが見えない・・・。

そんな調査も今回が本当の本当に最後でした。
ゼミメンバーにも手伝ってもらい、調べられるところは全部調べました!
宮下くん、なぎ、とも、ありがとうー!

今回の調査の目玉(?)は、なんといっても屋根の上にあがれたことでした。
瓦の大きさや入母屋破風の納まりの詳細がとれて大満足です。

興正寺別院 御堂(左)と式台玄関(右)




















屋根の上には、式台玄関の横にはしごをかけてあがりました。
こんな感じ。









唐破風の勾配がきつくて、上るのも下りるのも大変でした。
上がってしまったら全然怖くないです。むしろ楽しかったです。笑











屋根は滑りやすいので裸足です。
日が陰ると瓦が冷たくて、めっちゃ寒かったです・・。












入母屋の破風部分がかなり実測できました。
下から見ても分からないとこだらけだったので助かりました。



他にも補足調査を何ケ所かして終了です。
朝10時〜(私は時間を間違えて11時〜)夕方まで充実した調査になりました。
豪華なお弁当も、とてもおいしかったです。











今まで住宅(おもに町家)の図面しか書いたことがなかったので、
CADとはいえ、お寺の図面を書くのはとても難しいことを日々実感しています。

作業がかなり長引いてしまっているので
なんとしても今年度中に図面を完成させなければ、と思う今日この頃です。


余談ですが、夜は大場先生の恩師である林野先生を囲んで食事をしました。
林野先生とは初めてお会いしましたが、とても優しそうな方でした。
私の嫌いな食べ物の多さに、みなさん少々引いたのではないでしょうか・・・。笑

では、またなんかあったら書きますー。
M1 渡邉

2011年10月27日

調査 in 大阪

はじめまして。
201110月から大場研究室に配属となった3回生の野口です。
ブログというものは初めてですのであまり勝手がわかっていないのですが、これから精進していきたいと思いますので何卒よろしくお願いします。

1020日木曜日に、大阪での先生の調査の見学として、自分ともう一人の新配属の3回生が同行しました。

今回調査させていただいた住宅は、リフォームを行うと同時に国の登録文化財登録を目指しておられるとのことで、先生がそのリフォーム後の図面をチェックし現在の建築物がどう残されるかを確認しておられました。

現在の建築物を調査する過程で蔵に入らせていただいたのですが、突如我々3回生2人に2階の断面図のスケッチをとるようにとの任が下りました。画板の用意もせず来てしまったため、あたふたしながら何とかスケッチを終えることができました。初めての断面図で尚且つ画板無しだったということもあり悪戦苦闘しておりました。

お昼には調査させていただいたお宅の方から牛丼をいただきました。質も量も非常に素晴らしく、久しぶりに大量にお肉を食べさせていただき大変有り難かったです。
  
蔵2階。
断面図の難しさを痛感しました。















先日の新潟の調査の図面化も頑張らねば、と思いつつもVectorどころかそもそもMacを扱い切れておらず焦りを感じている今日この頃です。

B3 野口

2011年10月13日

京町家的近郊農家 

京都市のJRを越えて南部の農家にて
復原調査に行きました。



当家屋は
農家でありながら
構造や意匠の具合が京町家と共通性が多く興味深い物件です。



現在改装中で,
居室の空間はよく見ることができませんでしたが。











使われている材の良さ
経年変化による美しさ










土間上部の梁や貫の木組みは目にみはるものがありました。









現在調査中ですが,
近世中期までさかのぼりうる遺構であるとのことです。


今回,調査が完了しなかったため
また,足を運ぶ予定です(先生)






3回生の断面図デビューもあるかも!!












4回 宮下